インストールプログラムのユーザーインターフェイス

 Red Hat Linuxのテキストモードインストールプログラムは、画面単位のインターフェイスを採用し、グラフィカルユーザーインターフェイスで広く使われているスクリーンウィジェットをベースにしています。Figure 5-3Figure 5-4の例で説明しましょう。

Figure 5-3. インストールプログラムウィジェットの例――[Configure TCP/IP]

Figure 5-4. インストールプログラムウィジェットの例――Disk Druid

 ここで、このFigure 5-3Figure 5-4の例にあるウィジェットの中から、重要なものを説明します。

キーボードでの操作

 インストールダイアログでの操作は、簡単なキー操作です。カーソルを移動するには、の矢印キーを使用します。画面上の各ウィジェット上を前後に移動するには、Tabキーを使用します。Alt-Tabキーで、逆向きに移動します。ほとんどの場合、画面の下部に、カーソル移動キーに関する情報が表示されます。

 ボタンを「押す」とは、(Tabキーなどを使用して)カーソルをボタンの上に置いてから、スペースキーまたはEnterキーを押すことを指します。リストから項目を選択するには、選択する項目にカーソルを移動してからEnterキーを押します。チェックボックス付きの項目を選択するには、チェックボックスにカーソルを移動してからスペースキーを押します。選択を解除するには、もう一度スペースキーを押します。

 現在の値をそのまま採用する場合はF12キーを押すと、次のダイアログに進みます。これは[OK]ボタンを押すのと同じです。

Caution警告
 

インストール中、ダイアログボックスが入力待ちになっているとき以外は、キーに触れないようにしてください(触れると予期しない結果を招くことがあります)。