Red Hat Linux 7.1: オフィシャル Red Hat Linux x86インストールガイド | ||
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次に示すいろいろな方法でインストールを始めることができます。
ボックスセットに含まれているディスク(あるいは、作成しておいたネットワークブートディスクかPCMCIAブートディスク)をプライマリフロッピーディスクドライブにセットし、コンピュータをリブートします。
インストール先のコンピュータがCD-ROMからブートできる場合は、Red Hat Linux CD-ROM 1をドライブに入れ、再起動します。
MS-DOSを起動し、Red Hat Linux CD-ROMのdosutilsディレクトリにあるautoboot.batというプログラムを起動します(このプログラムが動くのは、DOSだけです。WindowsのDOS窓では動きません)。
インストールプログラムをロードしている間は、画面上にメッセージが流れます。インストールプログラムのロードが終わると、次に示すプロンプトが表示されます。
boot: |
boot:プロンプトからEnterキーを入力するか、boot:プロンプトが表示されてから1分間何もしないでいると、グラフィカルインストールプログラムが動きます。この自動ブート機能は、前に説明したヘルプ画面のファンクションキーのどれかを押すと無効になります。
テキストモードのインストールプログラムを起動するには、次のように入力してEnterキーを押します。
boot: Text |
インストールプログラムによるハードウェアの検出が正しく行われなかった場合は、「エキスパート」モードでインストールをし直す必要があります。エキスパートモードのインストールを開始するには、以下のように入力します。
boot: text expert |
エキスパートモードではほとんどのハードウェア検出が無効になるので、インストール中にロードされるドライバに関して、オプションを入力する必要があります。
注意 | |
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初期段階のブートメッセージには、SCSIカードやネットワークカードに関するものは含まれていませんが、問題はありません。これらのデバイスは、インストールプロセス中にロードされるモジュールによってサポートされます。 |
シリアルインストールを開始するためのコマンドが変更されていることに注意してください。シリアルモードでインストールを実行する必要がある場合は、以下のように入力します。
boot:linux text console=<device> |
ここで、<device>は使用するデバイス(ttyS0またはttyS1など)です。
インストールプログラムを起動するときに、カーネルにオプションを渡すこともできます。たとえば、128Mバイトのシステムで、RAMをすべて使うようカーネルに指示するときは、次のように入力します。
boot:linux text mem=128M |
追加デバイス(ISAデバイスなど)を構成するダイアログを表示するよう指示するときは、isaディレクティブを付けます。
boot:linux text isa |
インストールプログラムがメモリ上にロードされると、F1キーからF6キーを押すことによってインストール手順やオプションについての情報を参照することができます。たとえば、F2キーを押すと、オンラインヘルプについての全体的な説明が表示されます。