3.4. RAIDレベルとリニアのサポート

RAIDは、レベル0、1、4、5、リニアなど、さまざまな設定をサポートします。これらのRAIDタイプの定義は以下のとおりです:

注意

[1]

RAID 1のコストが高くなるのは、アレイに属するすべてのディスクに同じ情報を書き込むため、ドライブの領域を消費するからです。たとえば、ルート(/)パーティションが2台の40Gバイトドライブに存在するようにRAIDレベル1をセットアップした場合、物理的な領域の合計は80Gバイトですが、この80Gバイトのうち、アクセスできるのは40Gバイト分だけです。ほかの40Gバイトは最初の40Gバイトのミラーとなります。

[2]

パリティ情報は、アレイに属するほかのメンバーディスクの内容に基づいて計算されます。この情報を使用することによって、アレイに属するディスクがクラッシュしたときも、全体のデータを再構築することができます。クラッシュしたディスクが交換されるまでの間、このディスクへの入出力要求に対応するには、再構築されたデータを使用します。再構築されたデータを使用して、交換されたディスクにデータを戻すこともできます。

[3]

RAIDレベル4で消費される領域の大きさはRAIDレベル5の場合と同じですが、レベル5にはレベル4をしのぐ利点が多数あります。このような理由により、レベル4はサポートされていません。