すぐにでも端末をインストールするなら クイックインストールをご覧ください。
Copyright 1998-2000 by David S. Lawyer.dave@lafn.org
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While I haven't intentionally tried to mislead you, there are likely a number of errors in this document. Please let me know about them. Since this is free documentation, it should be obvious that I cannot be held legally responsible for any errors.
Any brand names (starts with a capital letter) should be assumed to be a trademark). Such trademarks belong to their respective owners.
Much of the section "Physical Connection" is from Serial-HOWTO v. 1.11 by Greg Hankins (with his permission). His "How Do I Set Up A Terminal Connected To My PC?" was incorporated into v1.00 at various places. v1.09 has about 25 changes (and error corrections) suggested by Alessandro Rubini who reviewed this HOWTO.
事実、意見、論理の組み立て、単語の綴、文法、文章の分りやすさ、リンク等 に問題があれば、筆者にお知らせください。ただし 一ヶ月以上古い版の文書 であれば、先に最新版かどうかを確認してください。また、この文書に関連す ると思われる情報があればお知らせください。
この文書の version 1.00 以降は、端末のマニュアルに頼ることなく端末のセッ トアップができるようにすることを第一の目標としてこの文書を作成してきま した。この点で多くのものが必要です。この問題を解決する一つの方法は、端 末の製造メーカ自身がインターネット上にマニュアル類を公開することです。 そうするよう彼らにうながして欲しい。ほとんどの端末を構成する方法につい ての情報をこの文書で提供することは、気が遠くなるような作業です。端末に は多くの種類がありますが、1980 年頃に使われていた台数よりはるかに少な い種類ですから、この作業は全く不可能というわけではありません。
あなたが所有している端末で、特に製造後 10 年以内のものの余分なマニュア ル類があれば私宛に送ってもらえませんか (より古いものも受け付けます)。 また、お使いの端末について何か情報をいただけましたら、 「付録 D: 製品名一覧」にいくつかの端末情報として記載できると思います。
Text-Terminal-HOWTO の最新版は LDP とそのミラーサイトで閲覧または入手 することができます。ミラーサイトの一覧は http://linuxdoc.org/mirrors.htmlにあります。 この文書は様々なフォーマットで入手可能です。 最新版の日付をちょっと確認したいだけなら、 http://linuxdoc.org/HOWTO/Text-Terminal-HOWTO.html を見るとよいでしょう。現在のバージョンは v1.13, June 2000 です。
これらの文書は上記のウェブサイトで入手してください。
設定 (configuration) とセットアップ (set-up) は同じ意味で使っています。 Linux のコマンドはオプション( - を用いて)を使いますが、広義でのオプション は他の様々な種類の「選択」をも含みます。広義でのインストールはソフトウェ アとハードウェアをセットアップ (設定) することと同義です。疑わしい (違 うかもしれない) 説明には文末に疑問符を二つ ?? 付け加えています。確かな ことをご存知なら私に知らせてください。
端末とはスクリーンとキーボードから構成され、(ホスト) コンピュータとリモー トで会話するために使う装置です。それはパーソナルコンピュータのようにも 使えますが、端末は (別な部屋または世界の他の場所にある) ホストコンピュー タと遠隔接続されます。プログラムはホストコンピュータ上で実行されますが、 結果は端末のスクリーン上に表示されます。処理能力は相対的に低いものです (端末としてではなくコンピュータとしてみた場合です) から、一般に、端末 に送られたデータ (ひょっとしたらフルスクリーングラフィックスを含む) を 表示したり、キーボードでタイプしたデータをホストへ送るくらいの能力しか 持っていません。
1970 年中頃から 1980 年中頃にかけてメインフレームが全盛だった時代に、 ほとんどの人はコンピュータと会話するのに端末を使っていました。プログラ ムを作り、実行し、文書を書いて、印刷用のコマンドを発行する等々。ケーブル が端末とコンピュータを接続していました (しばしば回り道しながら)。端末 (terminal) と呼ばれるのは、ケーブルの終端 (terminal end) に位置してい たからです。
コンピュータモニタとキーボードにより Linux (X ウインドウの使用を除く) を使用したことがあるなら、あなたはすでに端末とは何かを知っていることになりま す。なぜなら、それ (もしくは、より正確に言えば ``仮想端末'') を使ってい るのですから。(キーボードが附属している) モニタは端末をエミュレートし ます。X-Windows では xterm, rxvt, zterm が端末をエミュレートしています。
本当の端末はモニタとは違ったものです。理由は、電子的なセットアップが 異なるからです。テキスト端末はコンピュータのシリアルポートに長いケー ブルを経由して接続します。従って、通常はコンピュータの隣に設置されるモ ニタとは対照的に、端末はホストコンピュータからかなり離れた所にあります。 コンピュータ内部のビデオカードはモニタスクリーン上の画像を記憶します。 端末にはビデオカードと同等品が内蔵されていますが、大抵のテキスト端末は グラフィックス表示もできない、文字だけのモノクロスクリーン しか表示できないので、コンピュータ内部のビデオカードよりも貧弱です。 その上、ほとんどのテキスト端末にはマウスがありません。
ネットワークでのクライアント - サーバ用語を当てはめるなら、端末はクライアン トで、ホストコンピュータがサーバだと言えます。他方、端末は ``シンクラ イアント (thin client)'' であるとも言います。しかし実際、端末は ``クライア ント'' ではなく、またホストは ``サーバ'' ではないのです。ホストが提供する唯一 の ``サービス'' は、キーボードから入力された全ての文字を受信して、その 通りに (期待通りに) コンピュータが反応するだけです。端末はコンピュータ の中のウィンドウのようなものです。ちょうどモニタ (とキーボード) がそうで あるように。あなたはすでに Linux で (左側の Alt-F2 キー等を押すことに よって) 仮想端末を使ったことがあるかもしれません。本当の端末は、見た目 こそ、そのような仮想端末に似ていますが、モニタ画面を共有しているのでは 無く、端末ごとに、モニタスクリーン (とキーボード) があります。コンソー ル (モニタ) で仮想端末をひとりでいくつも使用しているのではなく、本当の 端末の前に人が座って、別の人たちと同時にコンピュータを利用しています。
翻訳にあたって下記の皆さんからアドバイスやコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
大森保英さん 川嶋さん 佐野武俊さん 佐藤亮一さん 水原@表千家さん 高城正平さん 武井伸光さん 中野武雄さん 野本浩一さん 早川仁さん 森本 淳さん 山森 浩幸さん