Red Hat Update Agentを利用する場合、最初に設定を行う必要があります。設定はRed Hat Update Agent 設定ツールを使って行います。
ユーザーはRed Hat Update Agent 設定ツールを実行するためにrootでなければなりません。標準のユーザーとして実行する場合、作業を続けるためにrootパスワードの入力が要求されます。
Red Hat Update Agent 設定ツールは、以下のいずれかのメソッドを使って起動することができます。
GNOMEデスクトップでメインメニューからプログラム=>RHN Configuration(Red HatUpdate Agentの以前のバージョンの場合は[Update Agent Configuration])を選択します。
KDEデスクトップでメインメニューから[RHN Configuration](Red Hat Update Agent の以前のバージョンの場合は[Update Agent Configuration])を選択します。
シェルプロンプトでup2date-configと入力します。
[General]タブ(Figure 12-2を参照)の唯一のオプションは、[Enable HTTP proxy]です。コンピュータがネットワーク上にある場合、そのコンピュータはおそらくプロキシを使ってインターネットにアクセスしていると思われるので、このオプションを選択する必要があります。このタブのフィールドに入力するプロキシ情報については、IT部門にたずねてください。
[Retrieval/Installation]タブ(Figure 12-3を参照)では、取得された更新がRed Hat Update Agentによって自動的にインストールされるようにするかどうか、または利用可能なすべての更新、すなわちシステムに関係する更新だけが通知されるようにするかどうかを設定します。
[Package Exceptions]タブ(Figure 12-4を参照)では、特定のファイルやパッケージに関する通知を行わないようにRed Hat Update Agentに指定することができます。省略するファイルやパッケージのリストを管理するには、[Add]、[Edit]、[Remove]の各ボタンを利用します。
詳しくは、『Red Hat Network User Reference Guide』(http://www.redhat.com/support/manuals/RHNetwork/ref-guide/)を参照してください。
設定が済んだら、Red Hat Update Agentを使ってRed Hat Linuxから最新のソフトウェアパッケージを取得することができます。
Red Hat Update Agentを実行するにはrootでなければなりません。標準のユーザーとしてRed Hat Update Agentを実行する場合、作業を続けるためにrootパスワードの入力が要求されます。以下のいずれかの方法でRed Hat Update Agentを起動することができます。
GNOMEデスクトップでメインメニューからプログラム=>システム=>RHN Update Agentを選択します。
KDEデスクトップでメインメニューからシステム=>RHN Update Agentを選択します。
シェルプロンプトでup2dateと入力します。
Red Hat Update Agentを起動したら、システムで利用可能な新しいパッケージを示す画面が表示されます。この画面が表示されるまで1分かかるかもしれません。
新しいパッケージをダウンロードし、インストールするには、以下のようにします。
省略するパッケージがあれば[Packages Flagged to be Skipped]ダイアログボックスで省略するパッケージをマークし、[Next]をクリックします。
次の画面の[Available Package Updates]では、希望するパッケージをマークし、[Next]をクリックします。
Red Hat Update Agentは依存関係をチェックし、ダウンロードの進捗状況を示す画面を表示します。
[Next]をクリックします。Red Hat Update Agent 設定ツールで該当のオプションを選択した場合、Red Hat Update Agentによってパッケージがインストールされます。該当のオプションを選択しなかった場合、RPMかGnome-RPMを使ってパッケージをインストールする必要があります。RPMとGnome-RPMの詳細については、the section called ダウンロードしたパッケージのインストールまたはオフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイドを参照してください。