付録 A. 一般的なパラメータとモジュール

この付録は、一般的なハードウェアデバイスのドライバー[1] に利用できる可能性のあるパラメータの一部を示すために記載されています。これはRed Hat Linuxでは カーネルモジュールと呼ばれます。ほとんどの場合、デフォルトのパラメータが機能します。 しかし、デバイスを正常に機能させる為に追加のモジュールパラメータが必要であるとか、そのデバイスの為にモジュールの デフォルトパラメータを上書きする必要がある時があります。

インストールする時点では、 Red Hat Linuxは安定したインストール環境を構成するために、限られたデバイスドライバーの サブセットを使用します。インストールプログラムは多種多様なハードウェア上でのインストールをサポートしますが、 幾つかのドライバー(SCSIアダプター用、ネットワークアダプター用、多くのCD-ROMドライブ用など含む)はインストール カーネルに収納されていません。これらはユーザーによって起動時にモジュールとしてロードされる必要があります。 インストールプロセス中にどこで追加のカーネルモジュールを見付けることが出来るかに関しては、Red Hat Linux インストールガイド準備の為のステップの章で代わりの起動方法のセクションを参照してください。

インストールが完了すると、カーネルモジュールを通じてかなりの数のデバイス用のサポートが 存在します。

A.1. モジュールパラメータの指定

場合によっては、正常に機能するようにモジュールのロード時にパラメータを指定することが 必要なこともあります。これは以下の2つの方法のいずれかで実行します:

注意注意
 

特定のパラメータを持つモジュールをロードしているときは、両方ではなくどちらか一方の方法だけを使用します。

注意用心
 

パラメータにカンマが含まれる場合は、カンマの後にスペースを入れないでください

注意

[1]

ドライバーとは、システムが特定のハードウェアデバイスをLinuxで使用出来るようにする ソフトウェアです。ドライバーがないと、カーネルがデバイスの正しい使用方法を認識できないことがあります。