chkconfigコマンドはサービスを有効または無効にするために使用することもできます。chkconfig --listコマンドを使用すると、システムサービスの一覧と、各サービスがどのランレベル(0〜6)で起動(on)し、また停止(off)したかが表示されます。一覧の末尾には、xinetdによって管理されるサービス用のセクションがあります 。
chkconfig --listを使用して、xinetdが管理するサービス1つを照会すると、xinetdサービスが起動している(on)か、停止している(off)かが表示されます。たとえば、chkconfig --list fingerコマンドは以下の出力を表示してきます:
finger on |
上記で表示してあるように、fingerはxinetdサービスとして有効です。 xinetdが稼動していれば、fingerは有効です。
chkconfig --listによって/etc/rc.dのサービス1つを照会する場合は、ランレベルごとのサービス設定が表示されます。例えば、chkconfig --list anacronコマンドは以下の出力を表示します:
anacron 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
chkconfigは、あるサービスを特定のランレベルで起動する(あるいは起動しない)ように 設定するのにも使用されます。例えば、ランレベル3、4、5でnscdを停止するには、以下の コマンドを使用します:
chkconfig --level 345 nscd off |
警告 | |
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xinetdで管理されているサービスは、すぐにchkconfigに反応します。たとえば、xinetdが実行中で、fingerが無効の場合にchkconfig finger onを実行すると、手動でxinetdを再起動しなくてもfingerはすぐに有効になります。chkconfigを使用しても、ほかのサービスへの変更がすぐに反映されるわけではありません。service daemon stop形式のコマンドを使って、各サービスの停止や起動を行う必要があります。今の例では、daemonに停止するサービスの名前(たとえばhttpd)を指定します。stopの代わりに、startやrestartを指定すると、サービスを起動または再起動することができます。 |