インストール完了したら、システム上で実行させるコマンドを 追加するオプションです。このセクションは必ずキックスタート ファイルの末尾に置き、%postコマンドで 始めます。追加のソフトウェアをインストールしたり、追加の ネームサーバを設定したりする機能にこのセクションが役に立ち ます。
注意 | |
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ネームサーバーを含め静的IP情報でネットワークを設定した 場合は、%postセクションでネットワークに アクセスしてIPアドレスを解決できます。DHCPのネットワークを 設定した場合は、インストールで%post セクションが実行されているときは/etc/resolv.conf ファイルは完了していません。ネットワークにアクセス することはできますが、IPアドレスは解決できません。したがって、 DHCPを使用している場合、%postセクションで IPアドレスを指定する必要があります。 |
注意 | |
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インストール後のスクリプトはchroot環境で実行されること に注意してください。したがって、インストール媒体からスクリプト やRPMをコピーするなどの作業を実行することはできません。 |
これを指定すると、chroot環境の外で実行したいコマンド を指定することができます。
次の例はファイル/etc/resolv.conf をインストール直後のファイルシステムにコピーします。
%post --nochroot cp /etc/resolv.conf /mnt/sysimage/etc/resolv.conf |
Pythonなどの異なるスクリプト言語を指定できます。 /usr/bin/python を目的の スクリプト言語で入れ換えます。
サービスを起動したり停止したりします。
/sbin/chkconfig --level 345 telnet off /sbin/chkconfig --level 345 finger off /sbin/chkconfig --level 345 lpd off /sbin/chkconfig --level 345 httpd on |
NFS共有から runmeと言うスクリプトを 実行します。
mkdir /mnt/temp mount 10.10.0.2:/usr/new-machines /mnt/temp open -s -w -- /mnt/temp/runme umount /mnt/temp |
システムにユーザーを追加します。
/usr/sbin/useradd bob /usr/bin/chfn -f "Bob Smith" bob /usr/sbin/usermod -p 'kjdf$04930FTH/ ' bob |