第 30章カーネルのアップグレード

Red Hat Linuxカーネルは、Red Hatカーネルチームによってカスタマイズされ、 サポートされるハードウェアとの統合性と互換性を確保しています。 Red Hatはカーネルをリリースする前に、一連の厳しい品質保証テスト に合格しなければなりません。

Red Hat LinuxのカーネルはRPM形式でパッケージされていますので、 アップグレードと確認を容易に行うことができます。たとえば、 Red Hat, Inc. 提供のkernel RPMパッケージ をインストールするとき、initrdイメージ が作成されます。したがって、別のカーネルをインストールした 後で、mkinitrdコマンドを使用する必要は ありません。また、GRUBまたはLILOをインストールした場合、 ブートローダー設定ファイルに新規カーネルを含むように変更 します。

本章では、x86システムでのみカーネルをアップグレード するために必要なステップについて説明します。

警告警告
 

ユーザーによるカスタムカーネルの構築は、Red Hat Linuxインストール サポートチームによってサポートされていません。ソースコード からのカスタムカーネルの構築に関する詳細については、 付録Aを参照してください。

30.1. 2.4カーネル

Red Hat Linuxに附随するカスタム2.4カーネルには、次の特徴が あります。