Red Hat Linuxカーネルは、Red Hatカーネルチームによってカスタマイズされ、 サポートされるハードウェアとの統合性と互換性を確保しています。 Red Hatはカーネルをリリースする前に、一連の厳しい品質保証テスト に合格しなければなりません。
Red Hat LinuxのカーネルはRPM形式でパッケージされていますので、 アップグレードと確認を容易に行うことができます。たとえば、 Red Hat, Inc. 提供のkernel RPMパッケージ をインストールするとき、initrdイメージ が作成されます。したがって、別のカーネルをインストールした 後で、mkinitrdコマンドを使用する必要は ありません。また、GRUBまたはLILOをインストールした場合、 ブートローダー設定ファイルに新規カーネルを含むように変更 します。
本章では、x86システムでのみカーネルをアップグレード するために必要なステップについて説明します。
警告 | |
---|---|
ユーザーによるカスタムカーネルの構築は、Red Hat Linuxインストール サポートチームによってサポートされていません。ソースコード からのカスタムカーネルの構築に関する詳細については、 付録Aを参照してください。 |