コンソールログインからXログインへの変更

Q:グラフィカルログインへの変更

 ログイン先をコンソールからグラフィカル画面に変更するにはどうすればよいですか。

A. /etc/inittabを編集する

 コンソールモードでログインしてからstartxコマンドでX Windowsシステムに入らなくても、X Windowsシステムに直接ログインするようシステムを設定することができます。

 ファイル/etc/inittabを編集しなければなりません。とはいってもrunlevelセクションの数字を1つ変更するだけです。これでログアウトして次にログインすると、グラフィカル画面が表示されます。

 シェルプロンプトを開きます。ユーザーアカウントでログインしている場合はsuでrootに切り替え、次のように入力します。

 
su 
Password: yourrootpassword 

 pico /etc/inittabと入力してファイルをPicoで編集します。ファイル/etc/inittabが開きます。最初の画面に次のようなセクションがあります。

 
 
# Default runlevel. The runlevels used by RHS are: 
# 0 - halt (Do NOT set initdefault to this) 
# 1 - Single user mode 
# 2 - Multiuser, without NFS (The same as 3, if you do not have networking) 
# 3 - Full multiuser mode 
# 4 - unused 
# 5 - X11 
# 6 - reboot (Do NOT set initdefault to this) 
# 
id:3:initdefault:  

 コンソールモードからグラフィカルログインに切り替えるには、行id:3:initdefault:の数字を3から5に変更します。

Warning警告
 

 デフォルトのランレベルの数字だけを3 から5に変更してください。

 変更後の行は次のようになります。

 
 
id:5:initdefault:  

 変更内容にとくに問題がなければ、Ctrl-xキーでファイルを保存して終了します。ファイルが変更されたことを知らせるメッセージが表示され、変更の確認を求めてきます。y(yes)と入力します。

 以上です。次回のログインからグラフィカル画面になります。