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6. Linux のドライブを Windows マシンから共有する

上にあげた簡単な smb.conf からも解るように、Linux のドライブを Windows のユーザが共有するのは簡単です。しかし Samba のシステムでは非 常に多くの項目をカスタマイズできます。以下にいくつか例を示します。

あるディレクトリを制限なしに公開するには、先程の節で挙げたsmb.conftmp セクションをまねして、いくつかのパラメータを設定 します。


[public]
   comment = Public Stuff
   path = /home/public
   public = yes
   writable = yes
   printable = yes

このディレクトリの制限をちょっと変えて、読み出しはだれでも可能とし、書 き込みを staff グループのユーザに限るには、以下のようにします。


[public]
   comment = Public Stuff
   path = /home/public
   public = yes
   writable = yes
   printable = no
   write list = @staff

ドライブ共有に関する他の手法については、Samba 付属の文書や man ページ を見てください。

===訳注===

Win 95 で作成したファイルで大文字小文字の区別をしたり、日本語を正しく 表示させるためには、global セクションに以下のエントリを追加してお くと良いようです。


   mangle case = no
   case sensitive = no
   default case = upper
   preserve case = yes
   short preserve case = yes

日本語を利用するには、コンパイル時に Makefile

        -DKANJI=\"euc\"
などと指定する必要があります。また 1.9.16p2 からは、smb.conf
   coding system = <コード系>

のように指定することが可能になり、また CAP と同時に使うための "cap" という漢字コード系が追加されました。

なおコード系を unicode にしておくと、日本語 Windows 95 から Samba のド ライブを接続した場合、新規フォルダの作成ができなくなるという不具合があ るそうです。

==訳注終==


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