インターネット検索は一般に普及してきました。 ファイナンス情報から薬の処方箋まですべて インターネットを使ってWeb上で入手しています。 しかし、インターネットを使うためには、接続する 必要があります。以下のようにインターネットには たくさんの接続種類があります。
ISDN 接続
モデム 接続
ワイヤレス接続
xDSL 接続
Ethernet 接続
Red Hat Linuxには、インターネット接続を作成 するのに使用できる インターネット設定ウィザード が入ってます。いつでも、 ネットワーク 管理 ツールを使って 作成した接続を設定することができます。 ネットワーク 管理 ツール に関する詳細はRed Hat Linux カスタマイズガイド にあるネットワークの設定 の章を参照してください。
インターネット設定ウィザード を使用するには、X Window System を実行していて、rootの権限を持っている必要が あります。アプリケーションを開始するには、 以下の方法のひとつを使用します。
グラフィカルデスクトップ環境では、 メインメニュー => システムツール => インターネット設定ウィザード と進んでいきます。
シェルプロンプトで、internet-druid コマンドを入力します。
上記のどちらの場合も、続けるにはルートパスワードを 入力する必要があります。
ユーザー自身のISPには、そのサービスを受けるのに、 この章にある説明と少々異なった特定の接続要求があるかも しれません。接続する前に、契約のISPが何か特定の指示が あるかどうか確認してください。以下のような情報を調べて ください。
モデムを使用する場合、モデムがISPにダイアルするための 電話番号。
xDSLまたはモデム接続を使用する場合、 自分のアカウント用のログインネームと パスワード
任意のゲートウェイアドレス 。ISPがマスターアドレス(ゲート ウェイと呼ばれる)を設定するよう要求する ことがあります。マスターアドレスはご使用の コンピュータを認識してインターネットに接続 できるようにします。
DNS エントリ: DNSとはDomain Name System のことです。DNSサーバーはインターネット 用の道路地図の役目を果たします。インターネットを 使うとき、DNSはマシンにどこにそのメッセージ通信 を送るべきか指示します。 DNSはIP(Internet Protocol)アドレスを追跡します。インターネットに 接続された各コンピュータはIPアドレスを持って いなければなりません。IPアドレスは 2xx.2xx.2x.2など、独特の数値の集合 です。ISPと契約するときに、複数のDNSエントリを 取得することもあります。
ISDN (Integrated Services Digital Network) 接続はアナログのモデム回線に比べて、高速で高性能な デジタル電話通信回線を使います。この特殊な電話回線 は電話会社によって配線される必要があります。このタイプ の接続を設定するには、インターネット 設定ウィザードをスタートして、 ISDN 接続を選択し、ウィザードの指示に従って ください。
モデム接続は、インターネットへの接続を確立するのに モデムを使用します。デジタルデータは電話回線で送るために アナログ信号に変換されます。このタイプの接続を設定するには、 インターネット設定ウィザードを スタートして、モデム接続 を選択します。 そして、ウィザードのステップに従ってください。
xDSL (Digital Subscriber Line)接続は、電話回線を 利用して高速転送をします。DSLには、ADSL、IDSL、SDSLなど いろいろな種類があります。インターネット 設定ウィザードはすべてのタイプのDSL接続 を指してxDSLの表現を使います。
DSL プロバイダーの中には、イーサネットカードを 使用したDHCPからのIPアドレスを取得するようなシステム設定を 要求するところもあります。このタイプの接続を設定するには、 インターネッ設定ウィザードを スタートして、イーサネット接続を選択 します。 その後、ネットワークの設定の 画面で DHCPを選択します。プロバイダーには、イーサネット カードでPPPoE (Point-to-Point Protocol over Ethernet)接続を 設定するように要求するところもあります。このタイプの接続を 設定するには、インターネット設定ウィザード をスタートして、xDSL 接続 を選択してから、ウィザードのステップに従います。接続する ためにユーザー名とパスワードを必要とする場合は、恐らく PPPoEを使用しています。どの方法で接続すべきかは、契約のDSL プロバイダーに確認してください。
ケーブルモデム接続は、テレビがデータを送信するのに 使用する同軸ケーブルを使います。ほとんどのケーブル インターネットプロバイダーは、ケーブルモデムに接続する イーサネットカードをコンピュータ内にインストールするように 要求します。そうするとケーブルモデムが同軸ケーブルに 繋がります。通常、DHCP用に設定してあるイーサネットカードが 必要です。このタイプの接続をするには、 インターネット設定ウィザードをスタートして イーサネット接続を選択します。 そしてネットワークの設定画面でDHCPを 選択します。
Red Hat Linuxコンピュータをワイヤレスアクセスポイント(WAP)、 または、ピアツーピア(アド-ホックとも 呼ばれる)ネットワークに、ワイヤレス(802.11x )ネットワークカードを通して接続している場合は、 ワイヤレスデバイスを設定する必要があります。 ワイヤレス接続を選択し、それから用意 されている一覧からデバイスを選択します。その後、 ポップアップのデバイス設定ウィンドウの中でそのデバイスを DHCP用か固定のIPアドレス用に設定することができます。
インターネット設定ウィザード は、インターネットの接続を確立していく プロセスを通してステップバイステップで案内 するユーティリティです。接続したら、 ニーズに合わせてまたは特定の接続に合うよう 設定します。詳細な説明はRed Hat Linux カスタマイズガイド にあるネットワークの 設定の章を参照してください。