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4. 必要な条件

LVM は幅広いバージョンのカーネルで利用できます。Linux 2.4 では、LVM が全面的 に採用されています。カーネル 2.3.47 以降のバージョンでは、LVM はメインブランチ に統合される途中の状態です。

4.1 カーネル

Linux 2.4

Linux 2.4 では必要な機能すべてが用意されています。大部分のディストリビュー ションで、LVM はモジュールとして含まれてリリースされると思われます。コン パイルする必要があれば、ブロック・デバイス選択のところで LVM の項目に チェックを付けてください。

Linux 2.3.99.*

最先端のカーネル開発が安定してしまえば、このセクションはなくなるでしょう。 さしあたりは、ぐちゃぐちゃすっきりしませんが。

これを書いている時点では Linux 2.3.99pre5 が最新版で、LVM を動作させるのには、 非常に小さいのですが、まだパッチが必要です。

Linux 2.3.99pre3 に対しては、2 つのパッチがリリースされています。

そのパッチは linux-kernel に投稿され、 ここから取ってこられ ます。

Andrea Arcangeli 氏はこのパッチを改良して 差分パッチとして 上記の 2.3.99pre3 用の LVM パッチに当てられるようにしています。

Linux 2.3.99pre5 に対しては、bert hubert 氏が上記 2 つのパッチを 1 つに まとめて、2.3.99pre5 に移植しました。それがこの パッチです。使用するに当たっ てはご注意を。

2.3.99pre6-1 はパッチを統合したプレリリース版です。はじめて LVM の機能を 完全にサポートしました! まだ Andreas 氏のパッチは取り込まれていませんが、 すぐにでもリリースする予定になっているはずです。

2.3.99pre4-ac1 はデフォルトで小さなパッチが取り込まれていて、動作します。 まだ Andreas 氏のパッチは取り込まれていません。

Linux 2.2

FIXME: ここに書いてください。

Linux 2.3

FIXME: ここに書いてください。

4.2 ユーザ空間

ツール類が必要なら、 LVM サイト から取ってこられます。glibc2.1 でコンパイルするなら、小さなパッチが必要です。 なお Debian 2.2 ではそのパッチを当ててもエラーがでます。


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