Intel/AMD/Cyrix 386SX/DX/SL/DXL/SLC, 486SX/DX/SL/SX2/DX2/DX4 は サポートされています。Pentium, Pentium Pro, Pentium II, Pentium III (通常版と Xeon 版)、Celeron も使えます。また AMD K5 と K6 もうまく動作 しますが、古い版の K6 はバグっぽいので使うのは止めるべきです。 BIOS 設定で「内部キャッシュ(internal cache)」を無効にすれば回避できま す。AMD K6-2 と K6-3 も動作します。初期版の K6-2 300MHz の一部は システムチップに問題があります。Cyrix 6x86 はそのまま使えます。
Linux は IDT Winchip C6-PSME2006A プロセッサにも対応しています。
FPU (浮動小数点コプロセッサ)のついていないプロセッサの場合には、 Linux は内部で FPU のエミュレーション(疑似動作)を行います。
カーネル 1.3.31 以降は試験的に SMP(複数 CPU)に対応しています。 詳しい説明と更新状況については Linux/SMP Project のページを調べて ください。
Cyrix MediaGX に組み込まれている高度なマルチメディア機能はサポートされ ていません。
初期の AMD 486DX のごく一部は、特定の状況下でハングアップする可能性が あります。現在販売されているチップは問題ないので、問題のチップをお使い でしたら、新しいものと取り換えれば問題なく Linux を使えます。
ULSI社の Math*Co シリーズの FSAVE と FRSTOR 命令にはバグがあります。 このバグが原因で、プロテクトモードを使う全ての OS で問題が起きます。 IIT 社 や Cyrix 社の古いチップにもこのバグがあるかもしれません。
また、UMC U5S シリーズを バージョン 1.1.x の古いカーネルで使うと、TLB のフラッシングで問題が起きます。