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1. はじめに

これは、Linux Linmodem Mini-HOWTO ドキュメントです。 いわゆる winmodem を Linux で動作させる方法はあるのか、もしあるとすれば、 それはどのようにすればよいのか、ということを援助するためのクイックリファ レンスとなることを目的としています。 あなたは winmodem に対するサポートは、たぶん ない ことを最初に 理解しておく必要があります: 現時点では、このようなモデムのための限定的なサポートがありますが、多くの 場合ベンダで作成されるもののベンダはサポートしないという形で、バイナリ のみのカーネル・モジュールです。 しかし、少数のオープンソース・プロジェクトが存在します。 利用可能な Linmodem ドライバに関する最新情報は Rob Clark のサイト 【訳注1: Winmodems are not modems というタイトルの Winmodem に関する最も 有名なサイト】 と Linmodems.org のサイトを を訪ねてください。 一般的なモデムの問題(例えば IRQ の設定とダイヤルアップ・スクリプト)は、 Modem-HOWTO, Serial-HOWTO, PPP-HOWTO で、そして他の関係する HOWTO は Linux Documentation Project のサイトで、より総合的にずっと完全に扱われます。

【訳注2】これらの HOWTO を日本語に翻訳したものが JF プロジェクト http://www.linux.or.jp/JF/ にあります。

【訳注3】その他の日本語による Winmodem/Linmodem の情報:  Winモデムはモデムではない (前記の Winmodems are not modems というサイトの翻訳)、 Winmodems-and-linux-HOWTO (日本語訳)Lin モデム(linmodem)ドライバで Win モデム(winmodem)を動かそう

【訳注4】 このドキュメントでは、メールアドレスの @ は、全て (at) となって います。原著者に確認したところ、SPAM メール対策のためにこういう表記に したとのことです。従って、例えば hoge(at)fuga.org のようになっている ものは、hoge@fuga.org と読み替えてください。

1.1 版権

Copyright (c) 2000 by Sean Walbran, Marvin Stodolsky

このドキュメントを自由にコピーしどのようなフォーマットででも配布(売る、 またはただであげる)してください。 訂正やコメントをドキュメントのメインテナーに送ることが要請されています。 以下の条件を満たす場合に限り、派生的作品を作成し、配布することができます。

あなたが翻訳以外の派生的な作業をすることを考えているなら、そのプランを 現在のメインテナーと論議することが要請されます。

1.2 免責

このドキュメントの情報は、あなた自身の責任で使ってください。私は、このドキ ュメントの内容のどんな潜在的義務も否認します。このドキュメントの概念、例、 および/またはその他の内容を使用することは、全面的にあなた自身の責任です。

全ての著作権は明記されない限り、そのオーナーによって所有されます。 このドキュメントでの専門用語の使用は、いかなる商標あるいはサービスマーク の妥当性にも影響を及ぼすものと考えられてはなりません。 特に、"Winmodem" という用語は US Robotics/3Com 社の商標であるため、我々は ここでは "winmodem" という用語を Rob Clark が行ったのと同様に使います。 つまり「Winmodems(tm), host-based モデム、HCF-モデム、HSP-モデム、と全ての モデムのようなハードウェアに類似したもの」を "winmodem" と読み替えます。 Linux は、Linus Torvalds の商標です。

特定の製品名またはブランド名を推奨するものとみなさないでください。

あらゆるインストール手順の前に重要な、そして/または関連するファイルの バックアップを作ることを強く推奨します。

1.3 謝辞

このドキュメントに含まれる大量の情報は、 Rob Clark のサイト, Linmodems.org, と、そのメーリングリスト、および Werner Heuser のページ LiLAC: Linux with LAptop Computers のような様々なすばらしいソースを元にしています。

ESS モデムの情報ですばらしい貢献をした Willie Green (willjr(at)lcc.net) に感謝します。

Mark Spieth (mark(at)digivation.com.au) に感謝します。 彼は、Linmodem メーリングリスト (ここ) でモジュール・カーネル・バージョンの編集に関する討論、アドバイス、そして 彼の "fixscript" で貢献しました。 これの新しいバージョンがこのドキュメントの付録に入っています。

Werner Heuser (wehe(at)snafu.de) に感謝します。古いカーネルでシリアルパラ メータを設定するための助言と、沢山の他の良いポインタを示してくれました。

他の個別の謝辞は、テキストの本文の中の適切なところにあります。

このドキュメント自体は、Stein Gojen によって作成された SGML HOWTO テンプ レート HOWTO-HOWTO を使って作りました。

1.4 更新と修正

このドキュメントの最新の HTML バージョンは http://walbran.org/sean/linux/linmodem-howto.html に、SGML は http://walbran.org/sean/linux/linmodem-howto.sgml にあり、また他のフォーマットも同じディレクトリ内にあります。

あなたは、ここに記載されていないけど動作する Linmodem を持ってますか? ドライバを開発していますか? このドキュメントのどこかが不正確、またはまぎらわしいと思いますか? あなたか他の誰かの成果がここで使われているが、適切な謝辞が無いと思いますか? ためらうことなく、訂正と提案を私 sean(at)walbran.org 宛てに電子メールで お送りください。


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