PowerToolsパッケージのインストール

GUI環境におけるPowerToolsのインストール

 GNOMEまたはKDEを使用している場合は、CD-ROMドライブにCD-ROMを挿入します。rootパスワードを入力するように指示されます(パッケージをインストールするためにはrootにならなければなりません)。rootパスワードを入力すると、パッケージ管理プログラムGnome-RPMあるいはKpackageが自動的に起動される(GUI環境によって異なります)ので、このプログラムを使用してPowerToolsをインストールすることができます。

 Gnome-RPMの使用方法の詳細については、『オフィシャル Red Hat Linux 入門ガイド』を参照してください。Kpackageの使用方法の詳細については、http://www.general.uwa.edu.au/u/toivo/kpackageを参照してください。

 GNOMEまたはKDEを使用していない場合は、シェルプロンプトを使用してPowerToolsをインストールする必要があります。

シェルプロンプトからのPowerToolsのインストール

 まず、PowerTools CD-ROMをCD-ROMドライブにマウントし、lsコマンドで内容を表示します。CD-ROMのマウント方法については、the section called PowerTools CD-ROMのマウントを参照してください。

SRPMSRedHatというディレクトリが表示されます。SRPMSディレクトリには、PowerToolsのソースRPMが入っています。RedHat/RPMSディレクトリには指定された3つのオペレーティングシステムアーキテクチャ用のRPMが含まれています。

 一般的な例として、Intel互換のアーキテクチャ用のRedHat/RPMSパスを使用します。以後の解説では、使用しているアーキテクチャとインストールするパッケージにしたがって、//tt{RedHat/RPMS//}を適切なディレクトリと置き換える必要があります。

cd to the RedHat/RPMS directory:

cd RedHat/RPMS

 lsを使ってディレクトリに含まれるRPMファイルをリストし、Intel互換システム用のRPMパッケージの一覧を参照してください。

 インストールするパッケージを決定する前に、各パッケージの詳細情報を参照したいと思うことがあるでしょう。RPMのクエリー機能を使用すれば、パッケージの機能や作成起源などの詳細情報を検索することができます。RPMによってパッケージのクエリーを行う方法については、『オフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイド』を参照してください。

あるいは、CONTENTSファイルを検索して役に立ちそうなパッケージを探してもよいでしょう。これを実行する方法については、the section called CONTENTSファイルの表示を参照してください。

 選択したパッケージをインストールするには、RPMを使用します。RPMはコマンドラインから操作する強力なパッケージ管理システムです。RPMを使用してPowerToolsパッケージのインストールと管理を行う方法については、『オフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイド』を参照してください。

 パッケージのインストールが完了したら、CD-ROMをアンマウントする必要があります。CD-ROMドライブをアンマウントする方法がわからない場合は、the section called PowerTools CD-ROMのアンマウントを参照してください。