/var/lib/rpmに含まれるRPMシステム関連ファイルに加えて(RPMの詳細については『オフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイド』の「RPMによるパッケージ管理」を参照)、Red Hat Linuxの設定や操作のために予約されている特別な場所が、ほかに2つあります。
Red Hat Linuxに提供されている設定ツールでは、/usr/lib/rhs内の多くのスクリプト、ビットマップ、テキストファイルなどがインストールされます。これらのファイルはシステム上のソフトウェアによって作成されるため、手動での編集を行わない場合があります。
もう1つの場所である/etc/sysconfigには、設定情報が格納されています。このディレクトリに含まれるファイルは、起動時に実行される多くのスクリプトによって使用されます。これらを手動で編集することは可能ですが、コントロールパネルツールであるLinuxconfかその他の設定ツールを使用して設定することもできます。Linuxconfを使用した設定方法については、『オフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイド』を参照してください。