ここでは、典型的なRed Hat Linux 7.1のアップグレードについて簡単に解説します。
Red Hat Linux 7.1のインストールプロセスの中には、以前のバージョンのRed Hat Linux(バージョン3.0.3以降)をRPMテクノロジーに基づいてアップグレードする機能が含まれています。
システムをアップグレードすると、モジュール式の2.4.xカーネルと、現在システム上にインストールされているパッケージのアップデートバージョンがインストールされます。
アップグレードプロセスを実行した場合、既存の設定ファイルは.rpmsave という拡張子を付けて保存されます(たとえばsendmail.cf.rpmsave)。アップグレード中に実行された操作を示すログは/tmp/upgrade.log に作られます。ソフトウェアが進化するにつれて、設定ファイルのフォーマットが変化することもありますので、変更内容を組み込む前に、元の設定ファイルと新しいファイルを注意深く比較する必要があります。
注意 | |
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アップグレードパッケージの中には、正しく動作するために他のパッケージもインストールする必要があるものがあります。アップグレードするパッケージをカスタマイズすることにした場合は、依存の問題を解決する必要があるかもしれません。アップグレードするパッケージをカスタマイズしない場合は、アップグレードプロシージャがそれらの依存関係の問題を処理します。ただし、システム上に存在しないパッケージを追加インストールする必要があるかもしれません。 |