`call` コマンドは,1つの機能以外は`load`コマンドと等価です. その機能は,10個までのパラメータをコマンドに追加できることです (パラメータは標準的な構文規則によって区切られます).これらのパラメータは, ファイルから読まれる行に代入することができます.`call` した入力 ファイルから各行が 読まれる時に,`$` (ドル記号)に続く数字(0-9)の並びを 走査します.もし見つかれば,その並びは `call` のコマンド行の対応する パラメータで置き換えられます.`call` の行でそのパラメータが文字列として 指定されているならば,取り囲んでいる引用符が省かれて代入されます. 数字以外の文字が後に続く `$` はその文字になります (例えば,一つの `$` を得るには `$$` を使います).`call` のコマンド行に10個より多い パラメータを与えるとエラーが起こります.与えられなかったパラメータは, 何も無しとして扱われます.`call` 中のファイルの中にさらに `load` または `call` コマンドがあっても構いません.
`call` コマンドは,1入力行の中の最後のコマンドでなければなりません.
書式: call "<入力ファイル>" <パラメータ0> <パ1> ... <パ9>
入力ファイル名は引用符で囲まなければなりません.
例: ファイル 'calltest.gp' は以下の行を含んでいるとすると: pause 0 "p0=$0 p1=$1 p2=$2 p3=$3 p4=$4 p5=$5 p6=$6 p7=x$7x"
次の行を入力すると:
call 'calltest.gp' "abcd" 1.2 + "'quoted'" -- "$2"
以下のように表示されるでしょう:
p0=abcd p1=1.2 p2=+ p3='quoted' p4=- p5=- p6=$2 p7=xx