Linux のインストールはそれほど難しくはありません。とはいうものの、非 DOS 領域があらかじめシステム上に設定されていることをお忘れなく。このパー ティションが何かは存じませんが、大きさは 400MB で、このパーティション は fdisk から見えるようになっています。私は、このパーティションを単に 消去し、Linux 用に変更しました。私は全く困難を経験しませんでしたが、ソ フトをインストールするためには何らかの作業が必要でしょう。(98/12/29加 筆) 400MB のパーティションがあるのはかなり古いモデルだけです。本当のと ころは 400MB の DOS パーティションになるはずだったものを、SONY が失敗 したようです。Linux のインストールについての一般的なやり方を参照して下 さい。VAIO には CD-ROM から直接ブートできるというすてきな機能がありま す。BIOS は CD-ROM からのブートをサポートしているので、CD-ROM の方がブー ト可能であれば、この機能が利用できます。Linux ディストリビューションの 中には、ブート可能な CD-ROM を提供しているところもあります。フロッピー なしで Linux のインストールができるので、これはすばらしいことです。実 際問題として、Redhat は CD-ROM からブートできます。他にも SUSE のよう に CD-ROM からブートできることを標榜しているディストリビューションもあ ります。しかし、未確認なのではっきりしたことは申し上げかねます。(訳注: SUSE は CD-ROM ブートが可能です)。 CD-ROM から起動できない時には、BIOS の設定:「ブートオプション」を調べ直してください。サウンドカードのセッ トアップをのぞけば、カーネルの設定にたいして難しい点はありません。 こ の点については先に触れたので、ここでは取り扱いません。VAIO は APM (Advanced Power Management) BIOS を搭載しています。個人的には Linux を 使う場合に APM 機能をオンにすることはお勧めしません。オンにした結果、 トラブルを経験したからです。(98/12/29加筆: 505 の場合には、CD-ROM か らのインストールは難しく、ネットワークを利用する方がずっと簡単だという 報告をいただいています)
(訳注: 505シリーズ + 専用 CD-ROM ドライブの場合には、カーネルオプション の指定で簡単に認識されます。PCGA-CD51 なら linux ide2=0x180,0x386 という パラメータで認識されます(Vine-1.1, VineSeed の場合Yasuhide OOMORIさんか らの報告)