上記に上げた利用可能な組合せの中から、RAID を構築したいと考えている
なら、何が実際に必要なのかをよく考える必要があります。RAID に何を求める
かによって、どの RAID レベルが必要かが決まります。その条件によって適切な
カードも決定できると思います。SCSI-SCSI タイプのアダプタはホストに内蔵する
タイプのものよりパフォーマンスが劣るかもしれません。例えば、
DPT comparison between host-based and SCSI-to-SCSI adaptersを見てみると、その理由が書いてあ
ります。
EATA-DMA ドライバを書いた Michael Neuffer 氏
(
neuffer@kralle.zdv.uni-mainz.de)はこの件についてのわかりやすい解説を
彼の Web に載せています。
Linux High Performance SCSI and RAID page。
RAID ディスク組み込みタイプはたいへん優れています。ドライブのホット・ スワップ、ワーニング・システム(例えば、故障時の表示をしたり、どのドライブが 故障したかを知ることができる、など)そしてドライブの状態監視(予備の冷却装置 や電源供給装置の状況)が可能です。我々は DPT 製の 初期の 18GB RAID 5 システム を使用していましたが、たいへん高価でした。今は Wetex 製のものを使用しており、 ( http://www.wetex.com/) DPT と同じスペックで、価格は およそ 1/4 です。その Wetex 製のシステム は、14 個のベイを持ち、2 つの RAID 5 アレイを組んでいます。容量はそれぞれ 45 GB と 63 GB です。