この組み合わせについては、うれしい情報とうれしくない情報があります。 うれしい情報とは、UDMA コントローラには UDMA 対応ドライブだけでなく 従来の EIDE ドライブも接続することができ、さらには EIDE コントローラに 接続したときよりもずっと大きな転送速度を出せる可能性があるということです。
うれしくない情報とは、現行の安定版の Linux カーネルでは (少なくとも 2.0.34 では) UDMA のサポートは十分とは言えず、PCI UDMA カードについては 全くサポートされていません。 より良い UDMA サポートの機能を得たいのなら 開発版のカーネル (現在は 2.2.108) を使用するか、 次にリリースされる安定版の 2.0.35 を待たなくてはなりません。 しかし、この点については現行のカーネル用の UDMA サポート用パッチが いくつも公開されています。
また、マザーボードに組み込まれるよりアダプターカードに載っていることの ほうが多いような、ある種の UDMA コントローラについては、使用するために パッチを当てるか多少の技を使うかしなければなりません。
だからこそこの文書が存在しているのです。 パッチの入手方法やちょっとしたテクニックを説明するために。