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2. 起動

BIOS はシステム起動時に最初のディスク(か、フロッピー)のセクター0 ( MBR と呼ばれます )を読んで、そこにあるコードを実行します。この コードは普通はブートストラップローダーです。こういった小さな起動プログ ラムは普通は自前のディスクドライバは持たず、BIOS サービスを使用 します。つまり、Linux を起動するにはカーネルが最初の1024シリンダ に完全に収まっていなければなりません。

これは、簡単に解決できます。最初の 1024 シリンダにすっぽり 収まるパーティションを作って、そこにカーネル(と、LILO map のように起動時に使用されるファイル)を置きます。BIOS が 読み書きできるのは普通は最初の2ドライブだけですので、上の パーティションもこの二つのうちどちらかに置きます。

もう一つの重要な点は、初期起動プログラムと BIOS が、ディスクの ジオメトリーを同じように把握しなければならない点です。これは、 LILO に "Linear" オプションをつけることで解決できます。 以下に、詳細を説明します。


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