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12. 付録 B : GRASS4.1.5 のバイナリの入手方法とインストールのしかた

この付録は、Linux 版 GRASS4.15 のバイナリの入手とインストールのしかたに ついて解説します(最新のフルリリース版である GRASS バージョン 4.1 に対する 5 回目のアップデート版です)。

12.1 ファイルの入手方法

ftp moon.cecer.army.mil
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cd pub/grass/grass4.1/release/binaries/linux
image
mget linuxa*
bye

12.2 インストール方法

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * (4.13 と同じなので省略)

12.3 このリリースに含まれるファイル

README_4.1.5            今読んでいるドキュメント
ginstall                簡単な GRASS のインストール・スクリプト
grassaa --------|
grassab         |
grassac         |
grassad         |
grassae         |--     Linux の GRASS バイナリ バージョン 4.1.5
grassaf         |
grassag         |
grassah         |
grassai         |
grassaj         |
grassak --------|
* * * * * * * * * * *** * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * (インストール方法も 4.13 と同じなので省略)

Linux 版 GRASS4.15 は次の環境でコンパイルしました。

12.4 大切なこと

Linux 版 GRASS 4.15 のバイナリは ELF システムの Linux 上でしかうまく 動作しません。また初期バージョンのカーネル、gcc、flex でも問題があると 思います。

バイナリは tar + gzip されていて、linuxg.aa から linuxg.ai という名前 で 9 つのファイル(1200 × 1K のブロックサイズで、約 1.3 MB です)に分割 されています。

linuxg.a* ファイルとこの readme ファイル、インストールのためのスクリプト である install.sh を ftp のバイナリ・モードで落としてきましょう。これら のファイルは同一のディレクトリ(ソースのあるディレクトリ)に置いてください。

ソースのあるディレクトリに移り、下記のように入力してください。

 sh ./install.sh インストール先のディレクトリ 

そうすると自動的にインストール先に展開されます。展開されたなら環境に合わ せていくつかのファイルを編集してください。必要なディスク容量は、約 26 MB です。

インストール先のディレクトリに grass4.1 というスクリプトがあります。インス トール先のディレクトリの設定を行なっておいてください。
そして、grass4.1 ファイルをパスが通っているディレクトリに移動もしくはコピー してください。下記のようにリンクを張っても大丈夫です。

cd /usr/local/bin
ln -s インストール先のディレクトリ/etc/grass4.1 grass4.1
これで grass4.1 と入力して、GRASS を動かせるところまできました。後は GRASS の動かし方を勉強してください。

インストール先のディレクトリの /etc 配下に readme ディレクトリがあります。 このディレクトリには、GRASS に採用された各種のコマンドについての readme ファイルがあります。command.readme ファイルを見れば、このバイナリ・セット に付いているコンパイル済みのコマンドが何であるかわかるようになっています。 すべて動作することは保証できませんが、かなりのものがテスト済みです。動かない コマンドがあれば、GRASS のニュース・グループに投稿してください。一緒になって 解決しましょう。

Yung-Tsung Kang, ミシガン州立大学

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