フォントサーバとは、簡単なプロトコルで X11 のフォントセットを提供する ネットサービスです。どのフォントを提供しているのか、もしくは、要求に応じて どのフォントのビットマップデータを供給するかを調べることができます。
ファイルシステム上のフォントを探す代わりに、手の加えられたカーソルフォントを X サーバに提供するフォントサーバを使いたくなるかも知れません。
この方法は、共通のファイルシステムを共用していない数台のマシンを使っていたり、 フォントサーバのプロトコルを理解できる X ターミナルを使っているならば、特に 手頃でしょう。
フォントサーバのプログラムと関連したツールは X11R5 とその distribution (AFAIK) にあります。
fs(1) や fslsfonts(1) (もしくは X11R6 の xfs(1)
や xfslsfonts) のマニュアルページを読んで、挑戦して下さい。難しくは
ないでしょう。例えば、some.host.edu
というホスト上の 7100 番ポートで
サーバを動かすのであれば、
fslsfonts -server some.host.edu:7100
というコマンドでセットアップを試みることができます。 実際にサーバを使う時は、
xset +fp tcp/some.host.edu:7100
を発行し、エラーメッセージがなければ良いでしょう。
もし、フォントサーバを立ち上げたのならば、フォントサーバについて来る
fstobdf
を使えばよいのです。
代わりに、getbdf
を実行して、インストールされている X11 のフォントから
bdf ファイルをダンプすることもできます。