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4. leafnode をメンテナンスする方法

ここまでの設定で、ニュースシステムは動くようになりましたが、いくつかす るべきことが残っています。/usr/lib/leafnode/config を編集して、記事を 保存する期間を設定します。つまり、投稿からこの日数以上経過した記事は削 除されます。標準では、この期間は20日間となっています。記事の流量が多い ニュースグループをいくつか購読している場合には、20日間は長すぎるので、 4日間または1週間程度が適当でしょう。この期間は、全てのニュースグループ に対して共通に設定できます ("expire = n" という内容の行が、全てのニュー スグループに共通の保存期間の設定です)。また、ニュースグループ毎に個別 に設定することもできます。foo.bar という名前のニュースグループの記事の 保存期間を n 日と設定するには、次のようにしてください。

groupexpire foo.bar n

leafnode が古い記事を削除するわけではありません。texpire という別のプ ログラムが記事の削除を行います。texpire は、cron によって自動的に実行 しても、コマンドラインから手動で実行しても構いません。あなたのコンピュー タが24時間稼働しているならば、ユーザー news の crontab に次のような行 を追加すると良いでしょう (ユーザー news としてログインして crontab -e を実行するか、root 権限で crontab -u news -e を実行するかしてください。)。

0 19 * * * /usr/local/sbin/texpire

このように指定すると、毎日19時00分に cron によって texpire が実行され るようになります。より細かく調節するには、crontab のマニュアルを確認し てください。あなたのコンピュータに常に電源が入っているわけではない場合、 fetch の動作が遅いと感じたときに texpire を手動で実行すれば良いでしょ う。cron から texpire を実行した場合と全く同じように動作します。


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