今のところ、ホストに内蔵するタイプのハードウエア RAID コントローラ の内でサポートが良いのは(Linux のドライバがある)は、 DPTの製品です。もちろん他のメーカにも Linux で動作すると思われるホストに内蔵するタイプ、通常の SCSI カード とケーブル で接続するタイプ(以下 SCSI-SCSI タイプ)のハードウエア RAID コントローラが あります。 Syred、 ICP-Vortex, と BusLogicなどがそれに当たります。 この他にも SCSI-SCSI タイプのコントローラはいくつもありますので、 詳細は、 RAID solutions for Linux page を見てください。
将来、他のコントローラがサポートされたら、できるだけこのドキュメント に反映させていくつもりです。このドキュメントに必要だと思われるような情報が あれば、ぜひ送ってください。
今のところこのドキュメントは、DPT の製品を中心に説明してあります。 SmartRAID IV シリーズのコントローラは全てサポートされています。
ICP 製の vortex は、フル ライナップのディスク・アレイ・コントローラ シリーズです。ICP のドライバは、カーネル 2.0.31 からサポートされています。 メジャーなディストリビューションである S.u.S.e.、LST Power Linux、Caldera と Red Hat では OS のインストールの時に認識されます。RAID システムは、 ROMSETUP で簡単に設定できます(設定のために MS-DOS でブートする必要はあり ません!)。
監視ツールの GDTMON を使えば、システムが稼働中でも管理が可能になります (転送レートのチェック、コントローラやハード・ディスクのパラメタの設定、 障害があるハード・ディスクの交換、その他)。現在、構築可能な構成は、
まもなく 64 ビットのコントローラが利用できるようになる予定です。
訳註