使っているアドレス構成(addressing scheme)については イントロダクション章で出てきた図を参照して 下さい。ワークステーション 1 (W/S1) はネットワーク172.16.0.0でLinuxサーバに 直接アクセスできます。一方ワークステーション2 (W/S2)はネットワーク172.17.0.0 で、Linuxボックスにアクセスするにはゲートウェイ(router) 172.17.0.254 を 使う必要があります。このゲートウェイ情報はW/S2上のクライアントを設定する 際に必要とされます。Netwareは「ip_router」としてゲートウェイを参照します。
私はW/S2をクライアント設定の例証として使っています。W/S1 を設定するためには アドレスを172.17.0.5から172.16.0.5に変更してゲートウェイ/ルータの参照を 全て無視するようにします。
ルータが必要ないなら以下の章にとんで下さい。
ルータがない場合はここはとばして下さい。
Linuxサーバをルータとして認識させるように設定してワークステーション 2 をWeb サーバに接続できるようにしなければなりません。Linuxサーバを設定するために rootでログインして下さい。サーバのプロンプトで
route add gw default 172.16.0.254
と入力します。
このゲートウェイを(Linuxサーバを起動した時に)常時使うために、
/etc/rc.d/rc.inet1
ファイルを編集してGATEWAY = "172.16.0.254"
と変更しておきます。
ゲートウェイ追加の行がコメントアウトされていないか確認しておきます。
一方のルータ上のネットワークに経路(routes)を追加することもできます。
route add -net 172.17.0.0 gw 172.16.0.254
のようにします。
このルートを(Linuxサーバを起動した時に)常時追加するために
/etc/rc.d/rc.local
ファイルにこのコマンドを追加しておきます。
Netware サーバの設定をするにはSupervisorパーミッションか少なくとも Console operatorパーミッションである必要があります。これらができない 場合はネットワーク管理者にこの設定を手伝ってもらいましょう。サーバでは Ethernet_II frameタイプ
あるいはAUTOEXEC.ncfファイルに書いておきます。
load NE2000 frame=Ethernet_II name=IPNET
load TCPIP
bind IP to IPNET addr=172.16.0.2 mask=FF.FF.FF.0
NE2000ドライバの読み込みにおいてあなたのマシン環境によってスロットや ボード番号を指定しておいたほうがよいかもしれません (例 load NE2000 slot=3 frame=.....)。
Win3.1,WFWGやWin95をPCにインストールする際、Win95とそれ以前のwindowsでは インストール方法に違いがあります(Microsoft、Novellの32ビットクライアント を使う場合)。16ビットクライアントを使う場合はインストール方法は同じで、 Windows 3.xインストールを参考にすることができます。 Win95の32ビットクライアントインストールについては Windows 95 インストールを参照して下さい。
Win3.1やWFWG を使う場合はNetwareクライアント(VLMs)やTCP/IPディスクで提供 されている追加ファイル
TCPIP.exe, VTCPIP.386, WINSOCK.dll and WLIBSOCK.dll
をインストールすることができます。 WINSOCK.dllファイルはWin95、Trumpetで提供されているものとは異なります。 windowsでサポートされている Netware クライアントをインストールします。 TCPIP.386, WINSOCK.dll、WLIBSOCK.dllをSYSTEMディレクトリにコピーし TCPIP.exeを NWCLIENT ディレクトリにコピーします。NWCLIENT ディレクトリの STARTNET.batを修正します。
lsl
ne2000 ---> あなたのネットワークドライバ
c:\windows\odihlp.exe ---->WFWGを使う場合
ipxodi
tcpip ---> この行を追加します
nwip ---> Netware/IPを使う場合
vlm
サブディレクトリ\NET\TCP
を作り、HOSTS, NETWORKS, PROTOCOLS
、SERVICES をLinuxサーバの/etc
ディレクトリからNetware サーバの
SYS:ETC
ディレクトリにコピーします。これはWebブラウザで
http://172.16.0.1/
ではなくhttp://linux.mydomain/
として
Linuxサーバを参照できるようにするためです。
127.0.0.1 localhost
172.16.0.1 linux.mydomain
NWCLIENT ディレクトリのNET.cfgファイルを編集します。
Link Driver NE2000
port 300
int 3
MEM D0000
FRAME Ethernet_802.2
; ---- add these lines ----
FRAME Ethernet_II
Protocol TCPIP
PATH TCP_CFG C:\NET\TCP
ip_address 172.17.0.5
ip_netmask 255.255.255.0
ip_router 172.17.0.254 ---> ゲートウェイをHTTPサーバに到達するよう
---> にする場合のみこのゲートウェイアドレス
---> を追加します。
Link Support
MemPool 6192 ---> minimum は1024です。違う値も試してみて下さい。
Buffers 10 1580 ---> this again can be fine tuned
;---------------------------------
; Netware/IPを使う場合はこれらの行を追加する必要があるかもしれません。
;
NWIP
NWIP_DOMAIN_NAME mydomain
NSQ_BROADCAST ON
NWIP1_1 COMPATIBILITY OFF
AUTORETRIES 1
AUTORETRY SECS 10
WINDOWSディレクトリのSYSTEM.iniファイルを編集しこれをVTCPIP.386に エントリーします。
[386Enh]
.....
network=*vnetbios, vipx.386, vnetware.386, VTCPIP.386
.....
PCをリブートしてSTARTNET.batを実行すれば、あなたのWebページにアクセスする ための適当なWWWブラウザを使うことができるようになりました。Netwreにログイン する必要はありませんし、Trumpet Winsockを使う際にTCPMANを実行する必要も ありません。
この章ではWin95上の32ビットクライアントのインストール方法について説明 しています。始めに以下のものをインストールしておきます。
Client for Netware Networks (from Microsoft or Novell)
Microsoft TCP/IP Protocol
Network Adapter
これらをインストールするためにWindows95の 「コントロールパネル」-「ネットワークの設定」を開くとクライアント、アダプタ 、プロトコル、サービスウィンドウが表示されます。
1. クライアントをダブルクリックします。
2. Microsoft か Novellをクリックします。
3. Netwareネットワーク用クライアントをダブルクリックします。
TCP/IPプロトコルをインストールするには:
1. プロトコルをダブルクリックします。
2. Microsoftをクリックします。
3. TCP/IPをダブルクリックします。
デフォルトでは Windows 95 には自動的に他のプロトコルがいくつか入っています。 これらをクリックして「削除」ボタンで削除しておいて下さい。Win95 はよく Microsoft NetBeuiプロトコルやIPX/SPX 互換プロトコルをインストールしています。 NetBEUIプロトコルは削除しておいてかまいませんが、IPX/SPX プロトコルは 、Netwareサーバにログインする時は、必要です。
TCP/IPの設定は、TCP/IPをクリックしてプロパティでIPアドレスを設定します。
"Specify an IP address "ボックスにあなたのIPアドレスとして
172.17.0.5を入力します
サブネットマスクボックスに255.255.255.0を入力。
ゲートウェイを選択します。
ゲートウェイ((router)アドレス172.17.0.254を「新しいゲートウェイ」ボックス
に入力
「追加」ボタンをクリック
ゲートウェイアドレスはインストールしたゲートウェイボックスに表示されます。
そしてOKをクリックします。
再起動のメッセージが出てリブートされます。こうして HTTPサーバに接続するためにブラウザを使うことができるようになります。
ネットワークにアクセスするためにMicrosoft クライアントを使う場合は この章をよく読んでインストールして下さい。
メモ WWWブラウザやイントラネットコマンドを使う際にLinuxサーバをhttp://172.16.0.1/
ではなくhttp://linux.mydomain/
として
参照できるようにするために、hosts
ファイルを編集しておきます。
他のホスト(Netware, Unix, WinNT)も同様にそれぞれ追加できます。
Windows ファミリーではHOSTSファイルは\WINDOWS
か
\WINDOWS\SYSTEM
にあります。この違いはバージョンに依存し
ています。ファイルを編集してLinuxサーバ用の行を追加します:
127.0.0.1 localhost
172.16.0.1 linux.mydomain
172.16.0.2 netware.mydomain
172.16.0.3 winNT.mydomain
172.16.0.5 ws_1
この章ではWFWGの32ビットクライアントのインストールについて解説します。
始めにMicrosoftからWindows用TCP/IPドライバをダウンロードします。現在の
バージョンは3.11bで
ftp://ftp.microsoft.comや他のサイトからtcp32b.exe
という
ファイルをダウンロードします。TCP/IP-32ビットドライバをロードする前に
Win32があるか確認しておいて下さい。
TCP/IPファイルをテンポラリディレクトリ(C:\TEMP
)に展開します。
OEMSETUP.INF
のコピー用の\WINDOWS\SYSTEM
ディレクトリをチェックして下さい。もしあれば名前を変更して下さい。
TEMP ディレクトリからOEMSETUP.INF
ファイルを
\WINDOWS\SYSTEM
ディレクトリにコピーします。
システム上に他のTCP/IPスタックをロードしている場合はつぎに移るまえに
削除しておきます。
ネットワークの設定、Windowsネットワークの設定/変更を行います。
ネットワークボタンをクリックします。
Microsoft Windowsネットワークのインストールをクリックします。
ここで必要なら追加するネットワークを選択しておきます。
OKをクリックします。
ネットワークアダプタが表示されたら適当なものを選んでおきます。もし
表示されない場合は
アダプタボタンをクリックします。
アダプタを選択(NE2000を入力)
OKをクリック
プロトコルボタンをクリックします。
MS TCP/IP-32プロトコルを選択
OKをクリック
とします。
TCP/IPプロトコルスタックの設定が表示されます。これはいつでも再設定できます
(アダプタボックスのTCP/IPプロトコルをハイライトにして。設定ボタンをクリック
します)。
IPアドレスに172.17.0.5を入力。
サブネットマスクに255.255.255.0を入力。
デフォルトゲートウェイ(ルータ)アドレスに172.17.0.254を入力します。
OKをクリックします。再起動するか聞いてくるのでリブートして下さい。
こうしてHTTPサーバに接続するブラウザを使うことができるようになっています。
この章ではMicrosoft Win95の32ビットクライアントをインストールする方法について 説明します。はじめに以下のファイルをインストールします。
Microsoftネットワーククライアント。
Microsoft TCP/IP プロトコル。
ネットワークアダプタ。
これらのアイテムをインストールするために「マイコンピュータ」-「コントロール パネル」-「ネットワーク」を開いて追加をクリックします。クライアント、アダプタ 、プロトコル、サービスに関したウィンドウが開きます。Microsoftネットワーク クライアントをインストールするために
1. クライアントをダブルクリックします。
2. Microsoftをクリックします。
3. Microsoft ネットワーククライアントをダブルクリックします。
とします。
TCP/IPプロトコルをインストールします:
1. プロトコルをダブルクリックします。
2. Microsoftをクリックします。
3. TCP/IPをダブルクリックします。
Windows 95 はデフォルトではいくつかのプロトコルを自動的にインストールして います。削除ボタンをクリックしてこれらを消しておいて下さい。普通 Win95 はMicrosoft NetBeui プロトコルをインストールしています。
TCP/IPを設定するのでTCP/IPをクリック、プロパティをクリック、IPアドレス タブをクリックします。
"Specify an IP address "でIPアドレス172.17.0.5を入力
サブネットマスクに255.255.255.0と入力。
タブゲートウェイを選択します。
新しいゲートウェイとして172.17.0.254をyour gateway (router) address に入力
追加ボタンのクリック
ゲートウェイアドレスはインストールされたゲートウェイボックスに
表示されています。OKをクリックして下さい。
再起動するメッセージボックスが開くのでリブートします。こうして ブラウザでHTTPサーバに接続することができます。
この章ではWinNT 4.0TCP/IPクライアントをインストールする方法について解説します。 コントロールパネル/ネットワークを開きます。
アダプタテーブルを選択
新しいアダプタの追加をクリック(もしなければ)
ネットワークアダプタについて表示されるので適当なものを選んでおきます。
つぎにプロトコルの追加をします。
プロトコルタブを選択します。
追加をクリックします。
TCP/IPを選択します。
OKをクリックします。
TCP/IPプロトコルスタックの設定が開きます。こおkはいつでも再設定できます(
TCP/IPプロトコルをハイライトにしてプロパティボタンをクリック)。
IPアドレスタブを選択します。
チェックボックス'Specify an IP address'をマークします。
IPアドレスボックスに172.17.0.5と入力します。
サブネットマスクに 255.255.255.0 を入力します。
デフォルトゲートウェイボックスにゲートウェイ(ルータ)アドレス
172.17.0.254を入力します。
OKをクリックします。再起動して下さい。これでブラウザからHTTPサーバに接続
することができるようになります。
ネットワーク接続するためにMacintosh を使おうという場合は この章が参考になります。ここではPowerMacs用MacTCPのインストール方法に ついて解説しています。
メモWWWブラウザやネットワーク用コマンドでhttp://172.16.0.1/
ではなくhttp://linux.mydomain/
としてLinuxサーバを参照できるように
するために、hosts
ファイルを編集しておきます。hostsファイルの
フォーマットはUNIXで使われているものとは違います。Mac hostsファイルは
RFC-1035に基づいています。他のホスト(Netware, Unix, WinNT)それぞれを
追加できます。MacOSではHOSTSファイルをSystem folder
(システムフォルダ)
のPreferences folder
(参照フォルダ)に置いています。
このファイルを編集してLinuxサーバ用の行を追加します:
linux.mydomain A 172.16.0.1
netware.mydomain A 172.16.0.2
winNT.mydomain A 172.16.0.3
ws_1 A 172.16.0.5
この章ではMacTCPインストール方法について解説しています。はじめに
Apple 社からMacTCPファイルをダウンロードするか、インターネット
コレクションCD-ROMからインストールするかき決めて下さい。MacTCP設定を
するために、Apple Menu/ Control Panels/ TCP/IP
をクリックします。
ここで'Connect via:'に関する設定を'Ethernet'に変更しておきます。
ここで'Configure' 設定を'Manually'(手動)に変更します。
IPアドレスボックスに 172.17.0.5 を入力します。
サブネットマスクボックスに 255.255.255.0 を入力します。
ゲートウェイ(ルータ)アドレスに入力します。
ルータアドレスを 172.17.0.254 とします。
OKをクリックします。これでブラウザからHTTPサーバに接続できるようになります。